足の冷え(93才女性)
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昨年、右肩の痛みで来院された60代の男性患者さん。
整形外科では五十肩と診断され、うちでは指圧と灸の治療を受けてくださいました。(肩痛には鍼が有効なのですが、怖がったので外しました。)
右肩は胆のうや肝臓との関連もあるんですよ、と言うと、検査では全く問題ない、との答え。
不安を煽っても仕方ないので、それ以上は踏み込まず、通常の肩治療を行ないました。
残念ながら、効果は今ひとつ。
最近来ないなと思っていたら、肝臓に大きな腫瘍が見つかったとのこと。
悪性かどうか判らないが、とりあえず摘出することになったそうです。(奥さん談。)
鍼灸指圧治療をして効果が得られないときは、原因疾患がある可能性があります。
選手の肩治療に比べて、五十肩の治療が上手くいかないのは、単なる運動器疾患ではないからだと推測します。
今回もそれを象徴するような症例となりました。
↑スポーツ選手に対する肩関節治療は成果を上げています。損傷の程度にもよりますが、ブレーキを解除するだけでしっかり動くことも。
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寒くなって増えているのが、足のつり(こむら返り)と首から腕にかけての不調。いずれも血行不良による神経症状です。
血液を介して体中に栄養と熱を供給するわけですが、全身を同時に養うほどの余裕はありません。
養う優先順位があり、体内の格差が生まれます。
内臓が最優先で、手足などの運動器は後回しになります。
動脈硬化や交感神経の緊張で血管が詰まると、末梢への血液供給はますますおぼつかなくなります。
手足を直接動かしたり温めたりすることも有効ですが、それだけでは冷え性の改善とはなりません。
内臓を元氣にして手足に血液が回る余裕をつくることが、冷え性改善の秘訣です。
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梅雨のこの時期、胃の調子はいかがでしょうか?
冷たいものを食べない(飲まない)、生ものを食べない、思い悩まないなどを心がけることが先決ですが、調子が悪くなってしまったときは、こんな治療で解消してみてはいかがでしょうか?
胃の六つ灸(箱灸編/モデル:梶田竜嗣)
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4〜5月の治療で印象的な症例を追加しました。
お年寄りの猫背を改善できるなんて、以前は考えられませんでした。
患者さんの喜ぶ姿が何よりの励みです。
・あお向けができた!(猫背の治療)
・坐骨神経痛が改善した!
・痛みのない月経を迎えることができた!
・暑くて寝苦しい夜も眠れた!
患者さんの声 2012年5月分
http://www.tonindo-miyata.com/tonindo/175.html
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右すねの感覚が無い、重症の腰下肢痛の患者さん。
全国の大学病院を回ってみたものの、納得できる治療は受けられなかったそうです。
L5神経根の障害ということはすぐ分かりますが、アプローチする方法が無いのでしょうね。
私は指圧で腰の反応点を探し当て、そこに2寸の鍼を慎重に刺入しました。
足の親指に響く非常に良い反応が出たので、ポイントはバッチリ。
さらに箱灸を載せて鍼の刺さったツボを温めました。
このシンプルな治療が功を奏し、右すねに汗の湿り気やベッドに敷いていあるタオルを感じたと喜んでいただけました。
翌日、原因不明の下痢に悩む患者さんが来院されました。
前述の患者さんとまったく同じ治療を施したところ、おなか側に温かさを感じたとのこと。
ホットパックでも入れていたのかと驚かれました。
気が通っておなかに温かさを感じたのです。(その段階では、おなか側には何もしていません。)
いずれも腰椎4-5外方にある「大腸兪」というツボに治療を施した結果です。
つまり、下部腰椎周囲の筋緊張を改善した結果です。
骨や神経は指標にこそなれ、治療対象としては弱いと思います。
手術や神経ブロックに疑問を感じている患者さんは、ぜひご相談ください。
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最近肩こりの患者さんが多くなりました。春です!
首と肩の中間にある「肩井(けんせい)」や、後頭部にある「風池(ふうち)」など胆経上のツボをよく使います。
どちらも肩こりの特効穴です。
肝・胆の変調が春の特徴。
肩こりの他、自律神経の失調、頭痛、冷え・のぼせ、だるさ、イライラ、不眠などが起こりやすくなります。
筋肉が引き攣れたり、コリが発端となる神経痛も多く見られます。
桃仁堂治療も、春の症状に合わせて少し内容をアレンジしています。
特に5分以上ストレッチを加えてコリをほぐす筋膜ストレッチはおすすめです。
ストレッチできるところであれば、鍼はほとんど使いません。ストレッチ+温熱治療で十分ほぐれます。
↑左に回旋して5〜10分間ストレッチ状態を保持。ホットパックで温めているから気持ちよく寝てしまいます。ストレッチ前にあった右首のコリが半分以下に小さくなっていました。
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肩の痛みというと、肩関節のインナーマッスルであるローテーターカフ(回旋腱板)の弱りが指摘されます。
そもそも“弱り”には2つあって、使わずに弱ってしまったもの(disuse)、と使いすぎにより壊れてしまったもの(overuse)に分かれます。
前者には強化を、後者には休養を、というのが原則です。
ところが、どちらにも強化を処方してしまっていませんか?
実は私もトレーニング万能、ストレッチ万能と考えていた頃があって、その頃は全然良くなりませんでした。
私が鍼の威力を実感したのも、そして自分の治療院を構えようと決心できたのも、自分自身の肩痛を鍼灸で克服できたことにあります。
鍼灸マッサージの凄いところは、関節運動(エクササイズ)なしに局所の血流改善が図れるところです。
鍼灸マッサージには、患部を休ませつつ活力を養う力があります。
エクササイズでも、上手にいたわりながら行えば改善できるかもしれません。しかし、その匙加減はかなり難しいのではないでしょうか?
痛みの出るエクササイズはすべて間違っています。その行為自体がケガの発端になる可能性がありますから注意が必要です。
どうしてもエクササイズで治すという方は、運動学をしっかり勉強して、痛みが出ないようなエクササイズを研究してみてください。(トレーナーとして、私も研究中です。)
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“寝違い”様症状は、痛みで頚がまったく動かせないとてもつらい症状。
寒くなり始めた頃、ちょうど今の季節に多くなる症状です。
寝違いは筋の緊張による神経の絞扼が原因です。
筋肉を緩ませ、神経の絞め付けを抑えれば、劇的に緩解します。
頚そのものに治療を加えると、悪化することもあるので注意が必要。
頚は安静+温めで様子を見て、代わりに肘や手を中心に治療します。
そして下半身の温めを加えると効果倍増です。
頚は治療しないのですか?と不安になっていた患者さんも、3日で回復したので喜んでいました。
頚痛も桃仁堂基本治療で対応します。
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突発性難聴は、原因不明なのに治療ができるという、現代医学的には不思議な疾患。(ステロイドのおかげ。)
といっても、発症後すぐに病院に行かないと治りにくくなってしまうので、注意が必要です。
東洋医学的には腎虚として治療・予防します。(五行的に耳=腎。)
過労、冷え、恐れが原因。脾との相克関係で見れば、過食、特に甘いものや冷たいものの過食は良くないですね。
運動不足で筋肉が衰えた人全般に見られるので、必ずしもお年寄りに限った症状ではないのですが、腎虚=老化というのは間違いありません。
桃仁堂でも、腎虚対策(老化対策)として、腰(腎兪や志室)、下腹部(丹田)、足の腎経への温灸を多用しています。
どのくらいが効果の目安かといえば、
・仙骨温灸で、温めている部位だけでなく、足やおなかに温感が出てくる。
・足腰に力がみなぎる
・腰痛や便秘が解消。
・ふくらはぎ(特に内側)の痙攣が解消。
・夜間頻尿が改善。
・(長期的な、持続的な)やる気が湧いてくる。 ※短期的なやる気は肝の氣。
・些細なことに恐がらない。
逆にこうした症状が気になる方は腎虚ですので、定期的な治療をおすすめします。
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